システム屋として思うこと

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世の中、色々な職業がありますよね。例えば、街の魚屋さんにお肉屋さん、飲食を提供する仕事、さらにサラリーマン。さらにサラリーマンでも営業、総務、製造などなど、本当に色々な職業、業種があります。

職種を聞くとなんとなく何をやっているか想像ができますよね。看護師さん、大工さんなんて言われれば、どんな仕事をしているか想像がたやすい。でも「システム屋」って言われると何をやっているか分からない。

僕はシステム屋として20年以上、ご飯を食べているので何をしているか、どれだけ大変かを経験上、知っています。でね、ちょっと最近思うことがあります。

システム屋に囲まれていると、あまり気にならないんですが、一般の会社にいると「システムのことを勘違いしている人が多い

勘違いをしている人に向けて、こんな記事も書いたんだけど、ちょっとこの記事ではシステム屋の人に向けて書こうと思っています。

技術が発展しても人間のスキルは上がらない

システムを開発していると新しい技術がどんどん出てきますよね。僕がシステム屋として働き始めたときはC言語全盛期。C++が出てきてC#、JAVAって、どんどんサーバ系の仕事が増えてきた。Webの技術だって全然、違って当時、これだけリッチな画面系のプログラムなんて作れなかったんだよね。だからWindows Formとかで作っていたし、xamlなんて出てきた時は時代が変わるぜっ!!なんて思った。

システム屋界隈では、技術が発展しているのを目の当たりにしていると思うんだけど、一般の人からするとあまり気になっていない。スマホが出て便利になったくらいで仕事に関しちゃあまり変わっていない。システム屋としてシステムを組む仕事をしているとユーザのスキルが上がっていないと本当に思う。

システムを使う側のスキルが上がらないとシステム屋として、なかなか認められないんですよね。

ぶっちゃけた話、僕はMac使いでWindowsじゃないと開発が行えないとか、デバッグ用でしかWindowsを使わないんだけど、それでも一般の会社にいるとWindowsが詳しかったりする。他にもAndroidを使ったことないのに使っている人より感が働いたりするんですよね。基本的に興味がないんでハードに詳しくなりたいとかないし、できればスマホなんて持ち歩きたくないくらい機械音痴の僕より、知らない人が多い。

使う人のスキルが上がらないと良いシステムなんて出来ないと思うんだよね。その点、Webサービスとかは良いよね。使う人のスキルがある一定以上あるから、使えない人は使わないもんね。ただ業務システムの開発とか知識がない人が使うシステムの場合、システムの使い方以前から教えないと使ってもらえない。これって問題なんだよね。

箱は用意するけど中身は揃えろよ

これは最近、僕の周りで起こっていること。ちょっと考えて欲しい。経費積算システム(システムって程のモンじゃない)なんだけど、どのプロジェクトで掛かった経費かを積算するだけのシステムなんですよ。簡単じゃん? で、そのシステムの金額と実際に払った金額がズレたって話。実際に払うのは経理で、伝票処理を行っているんです。システムを通さなくても支払いは行える。で、精算する人は、どのプロジェクトでいくら使ったかをシステムに入力するってルールで作ったシステムなんです。

システム屋は箱は用意できるじゃん? データの入力フォームも用意したし、入力されたデータを出力、分析するロジックも完璧。なのに「数字が合わない」なんて話が上がった。はっきり言って入力した数字のSUMを取るだけの簡単な機能でも数字が合わない。「バグだ」なんて大騒ぎをされたんだけど、そんなハズないじゃん。条件なんてない機能なんですよ。バグる箇所がない。

で、数千件のデータの検証を行ったんですよ。数日かけて。絶対にバグる訳ないじゃん。もちろん、入力されているデータについては何も問題ない。いやーマジで。恐怖でしかないよね。僕が知らないところでプログラムが勝手にデータを作るなんて、システム屋からしたら恐怖でしかない。でも、素直なプログラムちゃんは命令通り動いていたんです。

原因は、データを入力していない奴がいた

そんなのシステム屋の範疇じゃないじゃん? データを入力していない奴がいるのにシステムのせいにされたらどうしようもないって。もうさ、レベルが違いすぎて怒る気にもならない。呆れるよね。で、大騒ぎした奴が経営陣にも「システムがバグって数字が合わない」なんて報告をしたもんだから、全社で大騒ぎになったんですよ。

そんでもって、原因を調べたんだけど、精算をしたのにシステムにデータを入力をしていない奴がいたんです。僕は探偵か? システム屋の仕事じゃないじゃん。システム屋は箱は用意できるけど、入力されていないデータについては管理できないよね? 間違っていないよね? なんか間違っている?

で、大騒ぎしている人、経営陣に報告をしたんです。○○さんがデータを入力しないで精算している分がシステムと経理で支払った金額の差分です。ってね。まあ、犯人は数人いたんだけど。

そしたら、入力をしていないのはシステムが悪い。入力をしていないのを見つけられないシステムなんて使えない。だって。

いやいや、それはシステムに入力するってルールを決めたのは、そちらでしょ? そしてルールを守らせるのも、そちらの仕事でしょ? システム、関係ないじゃん。。。

なんか疲れるよね

システム、システム屋って何でもできる訳じゃないじゃんね。入っていないデータを勝手に作るシステムの方が問題だよ。はっきり言ってどんなシステムを作ってもルールを守らない人がいたら破綻するんだって。それをシステムのせいにされても困る。僕なんて原因究明に10人日くらい使ったんだよね。月の半分だよ。

そして原因がシステムではないなんてバカらしくて、やってられない。

幸いにも社長が、報告を聞いて「システムの話じゃないよな。ルールを守らない奴がダメなんじゃん」って理解力があって助かった。でも最初に「数字が合わない」騒ぎを聞いたときはシステムを疑っていたんだよね。いくら僕が「あり得ません」って言っても信じない。

システム屋としての普通が、一般社会での普通じゃない。これはシステム開発を行うときに肝に命じた方が良いですよ。マジで。

システムってルールに基づいて動いているからルールが間違っていたり、ルールを破ると一気に破綻する。こんなの普通の生活でも一緒じゃん? クルマは左側通行、赤信号は止まるって言うルールをみんなが守っているから事故が起きないわけで、ルールを守らない奴がいたらカオスなんだよ。でもシステムになるとルールを守らない奴がいる。

そもそもルールの決め方が悪かったのかもしれないけど、それってシステム屋の仕事じゃないんだって。システムに合わせてユーザが動いてくれるなら、ちゃんと動くよ。システムが落ちても「いや、『そこは数字意外入力しないでください』って言ったじゃないですか。数字以外を入れたあなたが悪い」って言えるんですよ。

でも、そうじゃないじゃん。数字以外が入力されても、エラー表示したりしてシステムが落ちないようにしてあげてるんですよ。どうしてかって言うとユーザが使いやすいように考えているからでしょ。落ちなくて当たり前じゃなくて、落ちて当たり前なんだよね。だってルールを守っていないのはユーザのミスじゃん。そうやってユーザを守ってあげているのに、ユーザは気づいていない。

本当に疲れる。

システムの使い方やルールを決めるのはシステム屋ではない

何が言いたいかと言うとこう言うこと。システムの使い方やルールを決めるのはシステム屋ではない。誰が決めるかってユーザなんだよね。システム屋は箱を用意するだけ。システム屋はみんな思っているよね。もちろん、使いやすいようにアドバイスはできるし、するけど実際に使う人がどうするかを決めないといけない。

例えばさ、マイクロソフトのエクセル。表計算ソフトでっせ。なのに文書を作っている人って結構いるんだよね。文章を作るためにマイクロソフトはワードって言うソフトを作っている。計算もない文章をエクセルで作る人が結構いるんですよ。システム屋でも仕様書をエクセルで作る人もいるじゃん。

これってシステム屋としての考え方の基本で、ユーザが使いたいように作れば良いんだよね。使う人が使い方とか、ルールを決めれば良いんだよ。システム屋がゴリゴリの仕様を決めて、その通りにユーザに使わせるなんてことは考えなくて良い。だからユーザのスキルが上がらないと良いシステムなんて出来ない。どうやって使うかまでシステム屋が考えるから、業務に合わないクソみたいなシステムが出来上がるんだよ。

僕はこれまで色々なシステムを納入してきたけど、やっぱり良いシステムってお客さんからの要望が的確だったシステムなんだよね。どうやってデータを揃えて何を出力したい。イメージがちゃんと出来ているお客さんだとラクなんですよ。そんな当たりの仕事なんて少ないけど、ユーザのスキルが大切だと本当に思う。

ユーザのレベルを上げるのもシステム屋の仕事になるのかもしれないけどね。なんか、ウダウダ書いてきたけど、つまり面倒くさいことはやりたくないってことで。システム屋はサボる手段を考えることが大切なんです(笑)

ではでは。

仕事

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