完璧な人間は挫折に弱い

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僕は昔から何かを始めて最初から上手くいったことがない。不器用なのかも知れない。

自転車に乗るのも、サッカーも、勉強も、周りの友達が出来ても、なかなか上手くできなかった。今でもそうだけど、上手くできるようになるまでは失敗の連続だった。

失敗、ミスをしても、どうにかなることを経験上、知っている。失敗やミスのベテラン。たくさんの失敗を通して成長してきた。

なので、失敗をしないためのリスクも管理できるようになってきた。

失敗するのが怖くないと言ったらウソになるけど、失敗やミスは、しょうがないと思っている。失敗しても良いんだよ。その後にリカバリーができればね。

失敗しないことが一番良いけど、失敗をしたらリカバリーをすること、次、同じ失敗をしないように失敗から学ぶことが大事だと思っている。

失敗をしたことがない人間は、一度の挫折でかなり凹む。小さなミスでもパニックになる。僕は昔、そんな娘が近くにいた。完璧な人間でもミスはあるじゃん。

でも、リカバリー方法を知らないとパニックになる。人間知らないことは怖い。失敗のベテラン、僕がその娘にアドバイスをして、乗り越えられた話。

人生初めての挫折

僕が仲良くなった同期の娘(仮に「奈央」とします)は、誰から見ても完璧なオンナ。見た目も可愛いし、良い大学を出て、真面目。さらに、仕事もできるし、女子たちからも慕われていた。非のつけようがないオンナだった。

ヘタレな僕と偶然仲良くなり、よく飲みに行く仲になった。完全に僕の片思い、いくらアプローチをかけても振り向いてくれない。ただ、さし飲みだけは、付き合ってくれた。

そんな娘が、失敗をして落ち込んで相談をしてきたんだけど、色々あって相談に乗ってあげられなかったのが、前日の話。詳しくは以下の記事を読んでください。

その娘に気があるし、相談に乗ってあげられなかったことが気になり、日曜日の朝7時に連絡を取ってみた。

僕「おはよう。寝てた?」

奈央「う~ん、おはよう、起きてたよ。今何時?」

(完全に寝てたな)

僕「昨日はごめん。なんか昨日、うやむやになっちゃったじゃん。今日話せる?」

奈央「今日、友達と出掛ける。その前だったら話せるよ」

僕「んじゃ。2時間後に奈央の家の近くまで行くよ。電話する」

奈央「うん。ありがと。待ってる」

簡単に説明すると昨晩、飲んでいるときに聞いた話だと会社でミスをしてしまい、どうして良いか分からない。なので、僕に相談をしたかったみたい。

でも、僕がキレて相談にならなかった。

合流、そして泣かれる

当時、僕が住んでいた西川口から、奈央の実家まではクルマで約1時間半。最寄りの駅名を知っていたのでナビにセットして向かう。

最寄り駅近くのコンビニで奈央に電話。住所を聞いて近くまでクルマで移動。

いや、スゲーの高級住宅街って言うんですか? でっかい家、高級車、ばっかりなの。

日曜日の朝だったから、犬の散歩をしているセレブくらいしか歩いていなく、静かな街。西川口とは歩いている人種が違う。

とりあえず、奈央の家の近くの大通りに路駐をしてタバコを咥えながら電話で呼び出す。

閑静な住宅街に似合わない真っ赤で車高の低いクルマが重低音を響かせていた。かなり目立つ。

当時、僕はマツダのファミリア S-ワゴン SPORT 2000っていうクルマに乗っていて、マツダスピードで固めた自慢のクルマ。もちろんマフラーも交換済み。良い音を響かせていた。

奈央「早く出して。目立ち過ぎ」

僕「目立って良いでしょ?」

閑静な住宅街でイカれた若者のクルマは目立つ。噂になると困るらしい。確かに。TPOって大事だね。

ちょっと離れた喫茶店で話すことになり、奈央のナビで移動。今日の奈央は、ばっちりメイクをして、どちらかというと会社モードに近い。僕の苦手なモード。

飲みに行くときのときのナチュラルメイクの方が好きです。なんか、良いオンナすぎて緊張するんだよな。

喫茶店で店員さんに「コーヒーふたつ」って頼んで一番奥の席へ。

何も考えないで来ちゃったんで、何を話せばよいか分からない。

さらに対面に座った奈央はお出かけ前だから、ばっちりおしゃれしているし、僕は寝ぐせを隠すためにキャップ。ダボダボのジーンズにパーカー。なんとなく気まずい。黙っていると奈央が下を向き、泣き始めた。

(ちょっと待ってくれっ!! このパターンはマズい。昨日の記憶リターンズ。修羅場になる!!)

僕は挙動不審になりました。周りを確認して、僕は悪くないよアピールをしないとなんて超あせる。

(奈央、オンナの涙の破壊力は半端ないんだって。僕を不安にさせるし、周りから強力な圧力を生むんだよ。勘弁してください)

奈央「ありがと。ひらめ(僕のことです)って優しいね」

涙を溜めた大きな目で僕の方を見る。マジ、かわいい。でも、僕は笑っている奈央さんが好きです。

僕「何があったの? 今日は聞くよ」

解決策を導き出す

涙ながらに奈央が語ってくれた。

すんげ~くだらないの。僕からしたらミスでも何でもない。

先輩に頼まれた飲み会の予約を忘れて、指定のお店で予約が入れられなかったらしい。奈央にしたら、人生初のミスだったみたいで落ち込んでいるけど、対処法なんて、ちょっと考えれば分かるじゃん?

僕「OK。奈央。大変だったね」

奈央「どうしよう。みんな予定を開けているのに飲み会ができない」

僕「忘れて予約できなかったのは、奈央のミスだよね」

(泣くなっ。そして睨むな。メイク落ちてんじゃん)

完璧な人間は、失敗にもろい。こんな小さなミスでパニックになっていたら、僕の失敗の数々を知ったら、昇天してしまうんじゃないか?

あまり失敗をしたことがない人間は、ミスを指摘されると不機嫌になる。

僕「ミスは認めようよ。まずはそこからだよ」

奈央「うん。でも、忙しくて・・・」

僕「言い訳はいらない」

奈央「ごめん」

厳しいようだけど、良い訳なんて聞きたくないし、必要ない。

僕「まずは、どうすれば良いと思う?」

奈央「みんなに謝る」

僕「うん。それで」

奈央「それで?」

(睨まないでください)

僕「謝ることは大事だよ。でも解決にならないよね。どうすれば良いと思う?」

奈央「分からない」

奈央、プチパニック。

僕「落ち着いて考えてごらん。奈央なら分かると思うよ」

奈央「・・・」

奈央「違うお店を予約する」

僕「そうだね。みんなに謝って違う店で飲めば良いじゃん」

その後、奈央はいつもの前向きな奈央に戻った。会社の近所の「雰囲気の良いお店はドコかな?」とか「あのお店だったら、入れるかな?」なんてニコニコしながら考えていた。グレート。

失敗した後にどうリカバリーするか

元々、ミスをしたことがない人間って頭は悪くない。ミスや失敗をしないために一生懸命準備してから実行をする。

準備に時間をかけて色々な対処法を始めから用意しているんだと思う。ただ、思い通りに事が進まなかったときにパニックになってしまう。そして、簡単なリカバリー方法も、考えられなくなる。

落ち着いて考えれば、すぐに分かることでもパニックになっているから、答えが見つからない。

僕は答えが分かっていても教えなかった。奈央が自分で考えられるように寄り添ってあげただけ。自分で解決できるようになって欲しかったから、答えは教えなかった。

今は勉強をして知っているけど、コーチングの基本だよね。良い仕事をしました(自画自賛)

その後、クルマで送っていく

奈央の悩みは解決できて良かったんだけど、ちょっと話に盛り上がってしまって、奈央の待ち合わせに間に合わなくなってしまった。

さらに、メイクも涙で落ちてしまっていたので、あせる奈央。急遽、クルマで送ることにしました。

時間的にはギリギリ間に合いました。待ち合わせ先には、僕と奈央の同期の娘たち。僕はクルマを降りていないし、見られていないと思っていたんだけど、その中に僕のクルマを知っている娘がいた。

何も考えずに奈央をクルマで送ったんだけど、後々大きな事件になる。僕と奈央の大きなミスでした。

ではでは。

自分語り

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