嫌われなくて良かったよ。女性を真剣に叱った話

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僕はフェミニストじゃないけど、女性に対して優しくする。

小学生の時に女子に冷たくできない呪いをかけられて、女子に頭が上がりません。

子供のときから、女性に助けられて生きてきたので女子と言うだけで萎縮してしまう。

小学生、中学生のときは、身体も小さく、みんなと同じことが出来なかったので、いつも隣の女子に面倒を見てもらっていた。

席替えの度にクラスで一番、面倒見の良い女子が僕の隣にきてくれた。

クラス中の女子が「ひらめ、できる?」なんて気にしてくれた。

大学時代も年上のお姉さんとつき合って面倒を見てもらっていたしね。

なので、あまり女性に対してキレることはない。

ナイフみたいに尖って、触るもの皆、傷つけた時代でも女性には優しくしていた。

そんな僕が女子に本気でキレた。

ちょっと大人げなかったので、反省も込めて書き綴っておきます。

若かったあの頃、何も怖くなかった

僕が社会人一年目、やっと仕事にも慣れ、なんとなくサラリーマンとして会社の役に立ち始めた頃、25歳当時の話。

その頃、僕はある娘(仮に「奈央」とします)と都内の居酒屋を飲み歩いていました。

付き合っていなかったんだけど、気が合うと言うか、何故かサシ飲みにはよく行く二人。

奈央は同じグループ会社の同期でショートヘアで大きな目が印象的な娘。

何度も「付き合って」とか「やらして」って話をしたのに「まだ、ダメ」と言われ続けた娘。

一度なんてドライブ中にふざけてラブホテルの駐車場に入ったら「舌噛んで死ぬ」とか「強姦の現行犯で警察呼ぶ」なんてクルマの中で大騒ぎされた。

ーーー

会社で、奈央は「できるオンナ」として先輩や上司に期待されていた。

僕はと言うといつもダルそうに仕事をしているダメ新人。

ただ、天性の明るさと人懐っこさで、先輩や上司に可愛いがられていた。

そんな奴、いるよね?

先輩や上司に可愛がられ、助けてもらいながら運良くビッグプロジェクトを完遂しちゃう嫌な奴。

僕はそんな嫌な奴。

別に自慢したりしてないんだけど、かなり嫉妬されて大事件になった。

その事件については以下の記事で書き綴っています。興味があったらご覧ください。

下町の居酒屋でお祝い

同期の中で一番、仕事が嫌い。

出世レースから脱落していた僕は、たまたま偶然が重なってビッグプロジェクトのリーダーに担ぎ上げられた。

やりたくなかったんだけど、押し付けられた。

先輩、上司、他部署、そしてお客さんに助けられ、どうにか上手く終わるって頃のサシ飲み。

奈央は、自分のことのように喜んでくれました。

当の本人は、何とも思ってなかったのにね。

奈央「お疲れ〜。凄いじゃん? 噂になってるよ」

僕「俺、何もやってないんだよ。先輩たちがやってくれたんだよ」

奈央「でも凄いじゃん。新人でプロジェクト任されるなんて」

僕「担当の先輩が入院して、代役が暇な俺しかいなかったんだよ」

奈央にけなされることはあっても、褒められることはなかったので照れる。

照れると余計なことを口走ってしまう。

僕の悪い癖。

僕「ご褒美にやらして」

奈央が大きな目で睨む。まあ、定常運転。予定通り。

下町にある僕たちが座っている4人掛けのテーブル席とカウンターだけの小さなお店。

親父さんと女将さんだけでやっている雰囲気の良いお店だった。

お客さんも常連っぽいおじさんが二人。

小さな店なので僕たちの会話は筒抜け。

女将さんから「頑張ったんだだね。これ、お店からのお祝い」なんて言われて厚焼き卵ゲット。

加えて「そんな言い方じゃ、彼女に失礼よ」なんて小言も言われました。

僕「彼女になってくれないんですよー」

女将さん「あらっ、男を見る目がないのね」

(聞いたかよ。奈央。お前は男を見る目がないんだよ。僕ほど良い男はこの世にいないぜっ!)

女将さん「磨かないと無理だけど、素材は良いよ」

(ん? 褒められているのか? 良い男ってことだよね?)

奈央「そうなんですかね。こいつ、汚れすぎなんですよ(笑)」

とりあえず、女子二人に褒められたことにして、美味しくお酒を飲む。

一転、修羅場に

まあ、気分は悪くないですよね。

褒められるのっていくつになっても嬉しい。

なんて調子こいていたら、奈央が「ちょっと良い?」なんて真剣な顔に。

目がウルウルしているし、いつもと雰囲気が違う。

奈央は同期の僕から見ても仕事を頑張っていた。

奈央の先輩(僕の先輩の彼女さん)の話では仕事ができるらしい。

その奈央が会社でミスをしたっぽい。

僕にとって、ミスや失敗なんて日常茶飯事。

なのでミスのリカバリーはプロ、専門家。

何でも相談に乗れます。

カウンターでは常連さんと親父さんが盛り上がっている。

よしよし、話してごらん。

なんて促したのに、ぐちぐち「どうしよう」とか「会社に行けない」なんてネガティブなことばっかり言いやがる。

(うわっ、面倒くさい・・・)

そして、そんなときに限って耳ダンボの酔っ払いたちは聞いていない。

女将さ〜ん、出番ですよ〜。

話を聞いてあげてるのに、すげ〜ネガティブで、しまいには「ひらめ(僕のことです)は良いよ、何でも上手く行って」なんて言い始めました。

聞いてて腹が立った。

そして若かった。

僕「なあ、お前、どんだけ、悲劇のヒロインなんだよっ? やっちまったんだから、しゃーねーじゃん。グチグチ言ってんなよ」

奈央はキョトンとする。

そうだよね。

いきなり大声を出すもんじゃない。

でも、もう止まらない。

頭をかきむしりながら

僕「もう、面倒くせーオンナだな。好きなようにしろよっ!!」

奈央を見ると大きな目から涙が溢れてくる。号泣じゃん。

(ヤバい。言いすぎた)

僕「あっ、ごめん。そんなつもりじゃなかった」

散々騒いで、素に戻り、奈央を泣かせてしまったことに後悔。

平謝り。

さて問題です。

プータローみたいな格好をして興奮している男、そしてその前に泣いて子ウサギみたいに震えている美女がいます。

どちらが悪者でしょうか?

テーブル上の厚焼き卵、もつ煮がいきなり暴れ出す。

グラスも倒れて中身が溢れ出す。

「えっ?!」

僕も奈央も何が起きたか理解ができない。僕の魔法か?

客1「テメエ、この野郎、女を泣かすとは、どう言った用件だっ! 」

常連のおじさん。

威勢はよろしいようですが、立っていられないくらい、フラフラじゃありませんか?

もしかして酔拳の使い手ですか?

親父さん「カネはいらね〜っ。帰りやがれっ!!」

親父さんその右手に持っているものは、まな板の上にある物を切るための道具です。

危ないからしまって下さい。

もうさ、訳が分からないじゃん。

登場人物、みんな酔っ払いだし

もつ煮の中にお手拭き入っているし

奈央の酒は席の下に置いてあった僕のスタジャンが全部吸っているし、

泣いている奈央はかわいいし

店中パニック

女将さん、良い仕事をする

やっぱりね。

頼りになるのは女性なんですよ。

ひとり、冷静だったのは女将さん。

荒れた場を鎮める方法を知っておらっしゃる。

女将さん「とりあえず、謝って!」

女将さんからの指示。

機転がきくね。

僕「すいませんでしたっ!」

(僕は誰に何を謝っているの? 奈央を泣かしたこと? テーブル上を散らかしたこと? 生き方? 何?)

奈央「すいません。取り乱して。この子は悪くないんです」

もうね、僕を含め、男たちのだらしなさちゃないね。

みんな興奮して我を忘れていました。

女性陣がいなかったら修羅場ですよ。

酔拳の使い手、包丁使い、そして、謎の男を相手にひと暴れするところでしたよ。

3対1なので無傷では帰れなかっただろう。

(嘘です。袋叩きにあってました)

女将さんから説明を求められ、話そうとしたんだけど「お兄ちゃんは外に出てなっ」って興奮気味の僕は追い出されます。

寒空の下、上着も着ないで外に出され、不貞腐れながらタバコを吸っていました。

店内では、奈央が泣きながら経緯を説明してくれたそうです。

しばらく、外で震えながらタバコを吸っていたら店内から笑い声。

みんな和気あいあい幸せそう。

誤解が解けて打ち解ける

恐るおそる店内に戻ると奈央もカウンターに移動して常連さんたちと盛り上がっていました。

ねぇ呼びに来てよ。

風邪ひくよ。

ーーー

親父さん「おう、兄ちゃん。お前、良い奴だな。飲め」

常連1「わけーのに男だな」

常連2「うるめイワシ」

初めて常連2の声を聞いた。

食べ残しのうるめイワシを差し出してくれました。

その後、気持ち悪いくらいおじさんたちに褒められた。

見た目は若いのに芯がある。

将来大物になる。

なんて勘違いで褒められました。

芯なんてないし、それどころか将来、こうなりたいなんて夢もないクソ野郎です。

散々、知らないおじさんたちと盛り上がり、楽しく飲みました。

初めて女性を叱って反省をした

店を出て奈央と二人で並んで帰りながら、僕も反省していたので

僕「ごめんね。奈央が弱音を吐くところ見たくなかった」

これは本心。

いつもはおチャラけている僕だったけど、大人げなかったと猛省。

奈央「ありがと」

僕「ごめん」

奈央「謝るのはこっち」

いきなり、奈央に腕を組まれてちょっとびっくり

付き合って欲しいと思っていたけど、ずっと振られ続けていた僕はドキドキ。

(どうした?)

いつか、彼女になって欲しいと思っていたけど急にそんな態度をされるとパニックになる小心者です。

奈央「今日だけだからね」

(そう来たかっ)

僕「うん」

過去に一度だけ、ディズニーランドで恋人ごっこをした以来の恋人ごっこ。

悪くはない。

濡れたスタジャンを抱え、腕を組みながら、つかの間の幸せ。

てか、奈央の悩みの解決ができていないんだけど、長くなってきたので、以下の記事に続きます。

ではでは。

自分語り

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