本音を語れる友が必要だ!! それがたまたま女子だった

スポンサーリンク

「将来、どうなりたい?」

こんな質問をされて答えられるヒトは強い人間だと思う。

何がしたいか、どんな人間になりたいかなんて考える余裕もなく、ただ流されて生きている人が多いと思う。

少なくとも僕はそうだった。

言われるがままに大学に進学して、就職して定年退職まで同じ会社で働く。その間に結婚をして、子供を育てて、なんとなく幸せを感じて生きる。

社会人になったときに感じた不安・・・。

このまま、灰色の人生で良いのか?

周りの男はどうして、こんな生活に満足しているんだ?

今は偉そうに「希望、夢を持とうぜ」なんて偉そうに言っているけど、ある娘と出会うまでは、そんな人生を送るのが普通だと思っていた。

ーーー

僕は、その娘(仮に奈央とします)に出会うまでは誰かに敷かれたレールを走るのが当たり前だと思っていた。

将来「どうなりたい」とか「何がしたい」なんて考えたことも無かったし、そんな夢みたいなことを考えたって実現できないと諦めていた。

本当は「こんな生活をするために生まれて来た訳じゃない」って心の中では思っていた。

だけど、大きな夢を追うより、堅実に、そして慎ましく生きるのが、社会人としての生きる道。

今から20年前、奈央と出会うまでは、自分を押し殺し、世間が求める仕事さえすれば、一生安泰。

良くも悪くも普通で良い。

それ以上の高望みもせず、ひっそりと生きることが正解だと思っていた。

奈央さんと出会い、真剣に「僕は何をするために生まれて来たのか」を考えるようになった。

僕は宗教家じゃないし、聖人君子でもない。

だから「自分が何をするために生まれて来たのか」なんて照れるよ。

恥ずかしいんだよ。

分かる?

真剣な顔して、そんなこと語れないよ。

でも、なんとなくだけど「こうありたい」とか「こんな人間になりたい」とかそんなことを考えるようになった。

ぶっちゃけ、45歳になった今でも答えは見つけられない。

それくらい難しい問題で正解なんて死ぬまで分からないと思う。

でもね。

張りのある生活と言うか、生きる目的、生き甲斐と言うか、ただ流されて生きているよりは得るものがデカい。

人生とは何なのよ?

と言うか、人生、人生なんて簡単に言うけどさぁ。

人生って何なのよって話。

当時の僕は冷めていて、理不尽な社会だと思いながらも折り合いをつけて生きて行くしかないと諦めていた。

僕は「こんな人生を送りたい」なんて考えたことがなかった。

今が楽しければ、それで良い

誰とも揉めず日々平穏に過ごすことが一番。

そう教えられて育てられた僕は、その他大勢、みんなと同じに生きることが正しいと思っていた。

と言うか、そう思うように自分を誤魔化していた。

心の何処かで

「こんな人生を送るために生まれて来た訳じゃない」とか

「もっと楽しい人生だったハズ」なんて思いながらも、ようやく諦めをつけた頃に、ある娘(仮に「奈央」とします)と偶然、仲良くなった。

その娘は真剣に僕のことを思って話をしてくれた。

それにも気づかず、僕は本音では答えず、誤魔化していた。

僕の価値観を否定されて凹むのが嫌だったので、適当なことを言って誤魔化した。

でも、娘に「幻滅した」なんて言われ、悲しい顔をされて反省をした。

苦手なタイプの娘だったので、普段だったら「うるせいっ。ブス」なんて捨て台詞を言って立ち去ると思う。

でも、知り合って間もない僕のために嫌な思いをして指摘してくれた娘に申し訳なくなった。

誰かの悪いところを指摘するのって、パワーもいるし、嫌われるかもしれないリスクを負わないといけないじゃん?

なのに指摘をしてくれた奈央さんの期待に少しでも答えたい。

僕は単純なんですよ。

その話に興味がある方は、以下の記事を読んでみてください。

ただ、そんな重いテーマの答えが簡単に見つかる訳ないじゃん。

すぐに考えるのが面倒くさくなる。

僕の悪い癖。

勝手に苦手意識を持っていた奈央が「もしかしたら僕と仲良くしたいと思っているかも」なんて話を聞いちゃったし、本気で指摘をしてくれた娘に応えないなんて、男がすたるってモンよ。

悶々と人生について考える。

スロットを打ちながらも、仔猫ちゃんたちと遊びながらも考える。

女子とイチャイチャのが一番楽しい

僕は冷めているので、夢や希望なんて、実現の確率が低いものだと思っている。

夢や希望で腹は膨れない。

ーーー

その頃、会社の新人研修があると必ず、同期で飲むと言う慣習ができていたんだけど、僕は苦手だった。

僕は酒を飲んで、仕事の話をする連中とは飲みたくない。

基本的にパスをしたい。

ただ、僕の周りには可愛い子猫ちゃんたちが集まってくれる。

早く結婚して会社を辞めたい娘ちゃんたちや出世レースからドロップアウトした輩。

その娘たちも嫌なら参加しなけりゃ良いのに、人が良いから参加する。

空気を読まない僕がいないと盛り上がれない可哀想な子猫ちゃんたち。

ーーー

僕の勝手なイメージなんだけど、同期の飲み会を開催したがるメンバーって「こんな仕事をしている」だの「部長に褒められた」だの自慢をしたい連中なんだよな。

仕事に興味がないのに、そんなつまらない話をずっと聞かされる。

ゲロ吐きそう。

僕はそんな連中から離れて、娘ちゃんたちと端っこでイチャイチャする。

いつの間にかドロップアウト組が僕の周りには集まってきてしまう。

そして形式上、参加したと言う実績だけを残し、一次会で帰る。

何やってんだろうね、僕。

初めの頃は、二次会に誘われたんだけど

「仕事の話をするんなら面白くないから帰る」

って伝えてから誘われなくなった。お互い嫌な想いをしないのでWin-Win。

ーーー

いつもは、電車に乗ってワイワイするだけど、珍しく奈央さんが電車に乗ってきた。

奈央さんは、仕事好き集団と仲が良かった。

僕の周りの娘たち(寿退社を夢見る乙女たち)とはあまり話しているのを見たことがない。

完全なアウェー。ザマーミロ。

一緒に帰る娘たちも疑問に思ったらしく、理由を聞くと用事があるらしい。

(まあ、用事もあるわな)

いつもは娘たちと話しながら帰るのですが奈央がいるだけで女子集団の会話に参加ができません。

女子たちの輪から外れ、窓の外を見ながら立っていると、空気が読めない娘の一人が

娘「そう言えば、ひらめ(僕のことです)くんと奈央って話をしてるの見たことないね。 何かあるの?」

(何を言い出すんだい。娘ちゃん。僕と奈央さんには二人だけの秘密があるんだよ)

奈央「そんなことないよ。話す必要がないだけ」

(うん。そうだよね)

娘「もしかして隠れて付き合ってる?」

奈央「あははっ、ないわっ

ほら、空気が悪くなったじゃないですか。

勘弁して下さい。

誤魔化すために見た車窓に映る自分が情けなくなりました。

面倒くさい奴にからまれる

新宿で乗り換えのため、女子たちと別れ、ポケットに手を突っ込み歩いていたら、いきなり後ろから腕を掴まれる。

僕は、ちょっとイキがって斜に構えていたので、目つきが悪いとか、態度が悪いなんて絡まれることが多い。

(うわー、面倒くせーっ)

とりあえず、冷静さを失わず、何があっても対処できるように。

なんて考えながら振り返ると奈央さんが上目使いで睨んでいます。

本人は睨んでいる気はないんだろうけど、奈央の大きな目で見られると睨まれているように感じてしまう。

奈央「時間ある?」

(良かったよ。奈央さんで)

僕「どうした? 用事は?」

奈央「ちょっと飲みたくなった。良い?」

僕「良いけど、用事は?」

奈央「じゃ行こう」

(会話になってねーじゃん?)

僕は自分で主導権を取りたい人間なんです。誰かに合わせるのが苦手。

また奈央さんのペースに巻き込まれる。

だから強いオンナは苦手なんだよ・・・。

夢や希望ってなんだ? 幻想だよ

お店の間接照明に照らされている奈央さんを観察する。

ちょっと僕の理想のタイプとは違うけど、世間から見たら綺麗な娘なんだよな。ちょっとキツそうな雰囲気があるけどかわいい。間違いなく上玉だ。ちょっとおっぱいは小さいかもしれないけど、スタイルも悪くない。こんな娘とあんなこと、こんなことできれば楽しいだろうな。つーか、なんで僕なんかに絡んでくるんだ? どう考えても「できるオンナ」と「ヘタレ男」じゃ釣り合わんだろ? 生きている世界が違いすぎる。でもさ、今日だって奈央さんから誘ってきたし、チャンスなんじゃね? もしかしたらラッキーなことがあるかもね。ベッドの上でも主導権取られるのかな? そこは男としてしっかりと主導権を握らないと・・・。

可愛い。惚れてしまいそう。性格は僕の中で作れば良い。

ここまで数秒。

奈央「何?」

(睨まないでください。妄想していたのは謝るから)

僕「いや何でもない」

奈央「・・・」

僕「・・・」

なんて言うの?

沈黙って言うの?

お互いに話すことが見つからない間。

僕はこの沈黙が怖い。

仲の良い人とだったら耐えられるんだけど、今は耐えられない。

一応、カッコつけているんです。なので沈黙に耐える。

お喋りな男より寡黙な男の方がカッコ良い。

僕「そう言えばさ。この前の話あったじゃん? やりたいこと? みたいなの」

(耐えられませんでした。涙)

奈央「うん。やりたいこと見つかった?」

僕「俺さ、誰かが頑張っているのを支えたい。言葉にするのは難しいんだけど、俺が何かをするってより、頑張る人のチカラになりたい」

ここまでは本心。ただ照れるから冗談を交える。

僕「奈央さん、仕事頑張ってんじゃん? だから俺、支えるよ。彼氏にしてくれたら、家で帰りを待ってるよ。だから付き合って」

奈央「無理っ」

(即答かいっ!)

僕「結構、楽しませるよ」

(ごめん、その大きな目で睨まないで欲しい。可愛い顔が台無しだよ。怖いから)

僕「ごめん。冗談。嘘。事故だよ。暖かい季節にはよく起きる。春だからね。なんか勝手に口が動く。もしかしたら、誰かが憑依したのかも」

奈央「私、ひらめくんのこと嫌いじゃないよ。でも信用が出来ない。そうやって誤魔化さないで話して欲しい」

聞きました?誰か録音しているよね?今、奈央さん僕のこと好きって言ったよね?言っていない?嫌いじゃないって言っただけだって?それって好きってことじゃん。僕、告られたよね。うーん。どうしようかな。モテる男はつらいなあ。

って違う違う。

僕「ごめん」

でも、誤魔化さないと恥ずかしくて話せないじゃん。

本心で話すってなかなか、勇気がいるじゃん

相手がどういう反応をするか気になるし。

本音とか価値観って否定されると人生を否定されたように感じてしまう。

だから本音がバレないように誤魔化す。

これは僕が人生で学んだことなんだけど、価値観なんて、人それぞれなんです。

血の繋がった親や兄弟でも価値観が違うのに他人と同じ価値観になる確率は低い。

価値観って自分の芯みたいなもんで、衝突したり、否定されたくない。

だから、価値観について話すのってトラブルになりやすい。

信じた人にしか、価値観なんて話しちゃいけない。

僕「奈央さんを信じて良い?」

奈央「ひらめくんに判断を任せる」

僕「うん」

苦手な奈央さんに心を許すとは思っていなかった。

僕がポツポツ、思っていることを話すと質問だったり、合いの手だったりを入れて僕の気持ちを引き出してくれる。

前回、奈央さんに悲しい思いをさせた負い目もあって、できるだけ僕の本心を理解してもらおうと色々と話した。

「こうなりたい」とか「こんな自分になりたい」なんて目標は見つけられなかったこと。

でも、一生懸命考えていること。

自分でも話しながら「俺って、そんなこと考えてたんだ」なんて思いながら話した。

僕の考え方、価値観を認めつつ、もっとこうした方が良いとか、色々と話してくれた。

ーーー

価値観が違っても、お互いに話すことで「この人は、こうやって考えるんだ」とか「そんな考え方もあるよね」なんてリスペクトができるようになるんじゃないでしょうか。

親や兄弟でも価値観なんて違うじゃん。

でも「この人なら、こうやって考えるだろうな」って一緒に生活しているから分かる。

お互いの価値観を認め合うと濃ゆい仲になれる。

奈央とはこの後、2年くらいツルむことになるんだけど、このときに恥ずかしかったけど、語り合い、お互いの価値観を否定し合ったからだと思う。

ただ、ひとつだけ失敗したのは、このときから奈央に主導権を取られたこと。

僕の方が年上だし、男だし主導権を渡してもらいたかったな。

女王さまと下僕。母と息子。対等ではない。

ではでは。

自分語り

最後までお読みくださりありがとうございます。
この記事が気に入っていただけたらシェアしてくれると嬉しいです。

スポンサーリンク
ひらめをフォローする
スポンサーリンク
酔蛙戯言

コメント

タイトルとURLをコピーしました