僕の人生を変えた娘との出会い

スポンサーリンク

第一印象はお互いに最悪。そんな娘と仲良くなるとは思わなかった。苦手なタイプの娘と出会ったことで僕の人生は大きく変わった。

ーーー

僕は大学院を出て生活をするために就職をした。

やりたいこともなく、ただ周りに流れていただけ。周りの大人に言われるがまま、好きでもない仕事に就いた。お金を稼ぐためと割り切って就職をした。

仕事にやりがいなんて求めていない。他に稼ぐ方法も知らず、ラクな方に流れてされていた。

そんな新社会人だった僕は、学生気分が抜けず、茶髪にパーマ。そして、着なれないスーツを腰履きし、緩めたネクタイで入社式に向かった。

最悪の出会い

僕が入社した会社は一部上場の大手メーカー。入社式は、グループ会社の新入社員が一同に集まって行われた。

見た目はイキっていたが、ヘタレの僕は「遅刻するくらいなら」と早めに家を出て会場の前で時間を潰していた。

会場の近くで腰を下ろし、缶コーヒーを飲み、タバコを吸いながら、開門を待っていた。

そんな僕の前を何人かの女子を引き連れて歩く娘が目に入った。パンツスーツを着こなし、ショートヘアの娘。

(すげ〜美人じゃん。友達になりたい)

真剣に目で追ってしまった。おそらく、スケベな目線だったと思う。もしかしたら、口を半開きにし、ヨダレを垂らしていたかもしれない。ガン見。

みとれていたら、その娘に大きな目で睨まれる。

(こわい・・・)

視線を逸らしてしまった。第一回戦「ガンのくれ合い、飛ばし合い」対決は、完璧に僕の負け。

きれいな娘に睨まれて、僕の心臓はバクバク。

(これが恋なのか? 否、ビビっているだけだ)

僕は、か弱い娘が大好き。垂れ目で、ちょっと頭が弱くて、いつもニコニコしている娘が好き。気が強い女は苦手です。

(触らぬ神に祟りなし。近づかないでおこう)

研修も一緒だったけど近寄らない

入社した会社は、グループ会社の新人を集めて研修を行っていた。当然、その娘も一緒になる。

三つ子の魂、百までじゃないけど、第一印象は大事だ。

僕はその娘(仮に「奈央」と呼びます)に睨まれて怖い想いをしているので、近寄らないようにしていた。

研修で同じ班になっても、できるだけ会話をしない。他の女子たちとはバカ話をするけど、奈央とは必要最低限の話しかしてなかった。

僕は好き嫌いが激しい。苦手な人、嫌いな人からは徹底的に距離を取る。そして「近くに寄らないで」オーラをまとう。自己防衛。

運命の出会い?

研修も終わり、職場に配属をされ、奈央のことはすっかり頭から消えていた。他の娘たちとはケータイ番号を交換し、連絡を取っていたけど、奈央とは連絡を取る必要もない。

僕は持ち前の明るさと人懐っこさで先輩にも上司にも、可愛がってもらえた。できない子ほど、かわいいんだよ。きっと。

仲良くなった教育担当の先輩から「彼女を紹介するよ」と食事に誘われた。仕事帰りに先輩と移動。その道中「彼女が女子を連れてきてくれるって」なんて言われて複雑な気分。

先輩の彼女さんと笑いながら話している娘に見覚えがある。苦手な娘、奈央。

(やばっ、帰りたい・・・)

帰れる訳ないよね。もう、どうにでもなれ。

先輩「こいつ、後輩のひらめ。おもしろい奴なんだよ」

僕「先輩の彼女さんですか~。かわいいっすね。ひらめって呼んでください」

彼女さん「軽いな~。よろしくww」

奈央をチラッと見ると、めっちゃ睨んでる。軽く会釈。

(ごめんなさい。他の娘にチェンジで)

彼女さんも悪気はなかったと思うんです。でも、その娘だけは勘弁して欲しかった。僕は、蛇に睨まれた蛙。目も合わせられません。

彼女さん「あれ、ひらめくんって、奈央の同期だよね。知ってる?」

(知っているも何も、と言うか、彼女さん、その睨んでいる娘をしっかり教育してください。社会人としてなしでしょ?)

奈央「ひらめくん。久しぶり~。元気してた?(笑顔)」

(めっちゃ良い子じゃん。実は良い娘なのか? 僕の勘違いなのか? 否。目の奥底に炎が見える。ってか、なんで不機嫌なのよ? 俺、なんかしたか?)

先輩、彼女さんに話を振り、場を盛り上げる。僕の役目。ほとんど奈央とは目も合わせませんでした。

先輩たちは夜の街に消える

散々盛り上げ、彼女さんにも「ひらめくん、また飲みに行こう」なんて言われました。

(今日は良い仕事したな)

良かったよ、彼女さん笑ってくれて。これで、面白い後輩を持っている先輩は、彼女のポイントアップ間違いなし。先輩これからも可愛がってくださいよ。

店の外に出たら、先輩と彼女さんは「じゃあね。気をつけて帰りなよ」なんて夜の街に消えた。

僕と奈央は、先輩カップルに置いて行かれた。

「同期だか仲良くね」なんて言っていたけど、そんな仲じゃない。

(気まずい・・・)

とりあえず、あいさつをして帰れば良いんだよ。奈央さんだって帰りたいよね。別に仲良くする必要なんてないんだよ。と思って奈央を見ると睨んでいる。

(だから、何が不満なんだよ? こえーよっ)

奈央の目、暗殺者の目じゃん。この後、僕は殺されるよ。先輩、骨は拾ってくださいよ。

僕「お疲れ~。良い週末を」

奈央「帰るの?」

(いやっ、帰りましょう。何なら駅まで送ります)

僕「帰るでしょ? 駅まで送る?」

奈央「ちょっと付き合わない?」

(睨まむな。もっと可愛く誘えよ)

僕「どこ行く?」

苦手な娘に誘われて嫌なら断れば良いのに、僕は女子に冷たくできない呪いが、かけられている。

奈央「まかせる」

(どこに連れて行くか。すぐに切り上げられる飲み屋が良いなあ。立ち飲み屋で良いよね)

緊張の初デート?

苦手な娘とデートなんて、嬉しいったら、ありゃしない。最高だね。テンションMAX。頭に浮かんだのは、立ち飲み屋。立ち飲み屋で、飲んでサクっと帰ろう。

僕「酒、飲む?」

奈央「飲む」

なんて言うの。苦手な娘だけど、間違いが起きるかも知れないし、どんな女子にも優しくするのが信条だし、おしゃれな店だと長くなるし、立ち飲み屋がベスト。嫌ならすぐ終わるよね。

奈央「もっと、おしゃれな店に行くと思っていた」

僕「たまには良いでしょ。こんな店も」

奈央「最高。始めてきた」

(へっ? 今なんと? 聞き間違いかっ?)

周りはしみったれたおじさんばかりの立ち飲み屋で「あれって何?」だの「ねえ、これって美味しいかな?」なんて、はしゃいでいる奈央。

(笑っていると可愛いんだよな。ずっと笑顔でいてくれれば、彼女にしてやるのに)

良かったよ。楽しんでくれて。って言うか、帰ろうよ。

ーーー

ちょっと長くなったので、以下の記事に続きます。

ではでは。

自分語り

最後までお読みくださりありがとうございます。
この記事が気に入っていただけたらシェアしてくれると嬉しいです。

スポンサーリンク
ひらめをフォローする
スポンサーリンク
酔蛙戯言

コメント

タイトルとURLをコピーしました