システム導入で失敗するのは、あなたのせいだっ!

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ここ数年、業務の改善、効率化としてシステムの導入を考えることが多いと思います。システム開発は基本的には外注をすると思います。でも、なかなか思うようなシステムって出来上がってこないんですよね。高い費用を払ったのに使えないシステムが納入される。なんてことも少なくありません。

それってシステム屋に丸投げしてませんか? それじゃ良いシステムなんて出来る訳ないんですよ。何でかと言うとシステム屋の仕事は「システムを構築すること」であって、そのシステムをどう使おうが関係ないんです。なんか、無責任に聞こえるかも知れないけど、別に無責任で言っている訳ではありません。

システムをどうやって使いたいかを伝えなければ、システム構築って出来ないんですよ。これって家を建てるときだって一緒。でも家を建てるときは、結構、細かく指示を出すんですよね。同じくらいシステムにも要望を伝えないと良いシステムなんて出来ない。

つまり、良いシステムが導入できない原因は、発注者であるあなたに原因があることが多い。

システム屋の言い訳に感じるかも知れないけど、ちょっと付き合って欲しい。システム屋の言い分を聞いて、何か思うことがあったらコメントをください。

システム導入が失敗する原因

僕は約25年間、システム屋としてご飯を食べている。元々は画面系が得意なプログラマだったんだけど、画面系って一番ユーザに近いところなので、徐々に上流工程を任されるようになって、システム全体の話を考えたり、お客さんと仕様の打ち合わせを行うようになりました。ここ10年以上は一人で、仕様打ち合わせ、設計、プログラミングを行ってシステムを納入するのが仕事でした。

数多くのシステム導入をしたんだけど、失敗するパターンって決まっているんです。もしこれからシステムの導入や刷新を考えてるならベストプラクティスになると思うので読んでいって欲しいです。成功するパターンってのはなくて、半分運任せのところがあります。開発者の能力だったり、SEの知識だったり、こればかりは当りハズレがある。でも、失敗するパターンって言うのは決まっています。

なので失敗するパターンを知ることで上手くいく確率は上がります。そして、発注側がこの手順を守ればシステム屋に責任を転嫁することができます。システム屋としては、こんな話をするとブーメランで帰ってきそうなのですが、僕の場合、もうシステム屋ではなく、発注側に回ったので良いですよね(笑)

システム導入で失敗するのは「システム屋に丸投げしすぎ」が原因です。

これはシステムの知識がなくても問題がありません。発注者側がシステムの知識を持てば、システム導入の失敗確率は下がりますが、そんなのムリじゃん。そんな話じゃないんです。

そもそもシステムって何?

簡単にシステム屋について説明しておきますね。システム屋ってシステムを構築するのが仕事なんです。そして、システムって何かって話なんだけど、道具なんですよ。道具。システムなんて言うと大げさに聞こえるんだけど、パソコンの中で動くプログラムって「道具」なんです。

システムの導入を考えるときに重要なのは、システムは万能じゃないってことを認識してください。システムは道具なんです。

ちょっと想像しにくいと思うので、分かりやすく喩えてみますね。

例えば、ドライバーでネジを回しますよね。1個、2個なら普通のドライバーで問題ない。でも100個、200個になると普通のドライバーでネジを回すのがツラい。そんなときは、ドラえもんの四次元ポケットから「電動ドライバー」なるものが出てくる訳ですよ。ホームセンターでも売っていますよね。電動ドライバー。

電動ドライバーならちょっと使い方を覚えれば、作業効率が上がりますよね。ラクちんですよ。

システムって、この電動ドライバーと一緒なんです。ただ現実世界じゃなくて「パソコンでやっていたこと」を簡単に行うために導入するのが「システム」

ここが重要で「やっている作業」を「パソコンにやらせよう」と言うのがシステムなんです。

システム屋に丸投げがいけない理由

これは僕の経験からなんですけど、システムの開発をお願いする側は、システムのことはよく分からないし、システム屋はプロだから頼めばできるだろう。と考えているんですよね。それが失敗の原因なんですけど、気づかない。その気持ちも分かるんですよ。だってシステムって目に見えないから、何をどうやって頼めば良いのか分からない。

もし家を建てるときだったら、同じ様に工務店に丸投げしますか?

しないですよね?

建売の家やマンションでも何も考えないで買わないですよね?

間取りだったり、占有面積だったり、調べて自分にあった家を買いますよね。戸建てを建てるなら、もっとこだわると思うんです。リビングはココ、キッチンは対面式にして。。。などなど

そこまで想いを伝えれば、良い家ができます。本当ならシステムも一緒で、どうしたいかを伝えることが出来れば良いシステムが導入できるんです。やりたいことを伝えられないから、システム導入で失敗する。

やりたいことが伝えられない

システム屋と話をするときにシステムの知識があれば簡単に伝えられるんだけど、基本的にそれってムリじゃん。でも、やりたいことって伝えられますよね。家を建てるときにも一緒で「リビングに家族が集まれる家」とか「ひとりになれる書斎が欲しい」って想いを伝えれば「こんな間取りでどうですか?」って提案がもらえます。その提案が気に入らなかったら、再設計して貰えば良いし、気に入ればGOサインを出せば良い。

システムも一緒で「今こうしているんだけど、この手間をどうにかできないか」って話をすればシステム屋も色々と提案することができます。ただ、ザックリとした話をすると伝わらない。

よくあるシステムで例えると「経理・会計システム」色々なシステム屋からパッケージが売られていますよね。勘定奉行とか、弥生会計とか。家で言えば、建売、マンションのようなソフト。使い方を見て業務に合っていれば安いし、早いし、パッケージソフトを導入すれば良い。ただ、やりたいことと大きくかけ離れていると使いにくい。そこで「システム開発をしよう」って話になると思うんです。

そしてシステム屋に「会計、経理ができるようなシステムを作ってよ」なんて頼むんですけど、ザックリとした話だと使いにくいシステムになってしまう。だって、今どうやっているのかはシステム屋は知らない。何で勘定奉行や弥生会計じゃダメなのかはシステム屋は分からない。だから一般的な経理・会計システムを導入して結局、使えないシステムになってしまいます。

今やっていることを伝える

システムを導入する理由って、今やっていることを効率良く行いたいって言うのが目的だと思うんです。それならば、今どうしているかを伝えれば良いんです。そして、その問題点をシステムで解決する。システム屋もバカじゃないので(中には理解できないハズレもいますが)やっていることを理解すれば、どこをシステム化すれば効率が良くなるかを理解し、提案してくれます。

もう一度、言いますが「やっている作業」を「パソコンにやらせよう」と言うのがシステムなんです。やっていることが判れば、後はシステムにやらせるためのプログラミングは専門家に任せれば良い。はっきり言って、システム導入が失敗するのって、やっている作業が伝えられないからなんですよ。やりたいことが伝えられなくても、やっていることを伝えればシステム開発は上手くいきます

システム導入で失敗するのは、あなたのせいだっ!

僕の経験でシステム導入が失敗するパターンの多くは、何をしたいのかが伝えられていないんです。せめて今、どうやっているのか、そして問題点はドコなのかを理解していないと高確率でシステム化は失敗します。多くの企業は、作業をしている人の慣習で仕事をしているので、手順が明確になっていません。

そんな状態でシステム屋に頼んでも良いシステムなんてできる訳ない。手順を決めるのはあくまでも発注者なんです。

システム屋の仕事は「システムを構築すること」であって、そのシステムをどう使おうが関係ない。なので使う側がどうやって使うかを伝えなければ、良いシステムなんてできる訳がないんです。システム屋ができることって入力を簡単にするとか、計算をボタン一つで行うなんてことの積み重ねだけであって、作業手順なんて決めることはできない。丸投げして作業手順もシステム屋に任せてしまうから、使いにくいシステムになってしまうんですよ。

システム屋からすると使う人の手順なんて知らないので、システムとして「このタイミングでこのデータが欲しい」「このデータがあれば、こんな見せ方ができる」としか考えない。

システム導入で失敗をしたくないのであれば、現在、行っている業務手順をまとめてからシステム屋に相談してみてください。遠回りのようだけど、それが一番失敗が少ないですよ。

ではでは。

仕事

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