魅力度ランキングのワースト1位が常連の茨城県に観光に行こうという人は少ないだろう。でも、自然豊かで結構、見て回るところがある。袋田の滝なんて、四季ごとに表情を変えるので、4回行った方が良いと思う。
茨城県民がアピールしないのは、そのキレイな自然が日常になっていて、都会の人とは感覚が違くなっている。茨城県民は「茨城なんて何にもねーべよ」なんて言っているけど、実際には、雄大な自然が広がっている。
都会暮らしの人が、自然に触れあいたいと思ったら、茨城は近所の田舎。
茨城出身の僕が、茨城に足りないと思う魅力は、ズバリ「温泉」だと思う。ちょっと先に行けば、福島のいわき湯本「スパリゾートハワイアンズ」がある。
茨城を通過してしまう理由は『温泉』。
有名な温泉がない
東京近郊の観光地に比べて茨城に足りないものは温泉。伊豆も熱海もある静岡、箱根の神奈川、草津、伊香保の群馬、那須や鬼怒川の栃木などなど温泉がある県は観光地としての魅力がある。
茨城にも温泉はある。あるけどマニアックだし、温泉宿だって少ない。袋田の滝の近く、袋田温泉だって温泉宿は数件しかない。
旅行に行ったら、温泉だよね。
北茨城市にある五浦温泉に限って言えば、僕の記憶では温泉宿が1件だけ、それも周りには『六角堂』という観光地があるが他には何もない。穴場スポットだ。
と言うか、泊るところがない
温泉だけじゃなく、観光客を受け入れる場所が少ない。茨城の県庁所在地、水戸ですらビジネスホテルが20件くらいしかないんじゃないかな。まあ、観光客を呼ぶのであれば、やっぱり泊るところがないとイケない。東京から1時間ちょっとだと言っても、観光に行ったら、ゆっくりとしたい。
東京から日帰りでも行ける距離だけど、やっぱり旅行と言ったら温泉。
温泉街があれば、それなりに歓楽街(?)と言うかヒトが集まるところができる。なんだかんだと言って都会の人は、たくさん人がいるところが安心する。誰もいないと逆に不安になる。
人が集まるイベント、場所は多い
そんな茨城だけど、夏になると若者が集まるスポットがある。あまり知られていないけどサーフィンのメッカ、大洗。サーフィンをするために朝から県外ナンバーの車がたくさん来る。
茨城には海がある。
サーフィンだけではなく海水浴だって楽しめる。湘南の海と比べて、水も綺麗だし、人も少ない。そして穴場の海水浴場だってたくさんある。穴場すぎて近所の小中学生しか客がいない海水浴場だってある。
茨城の最北端の海水浴場「高萩海水浴場」なんて穴場中の穴場だ。ほとんど人がいない。プライベートビーチのように遊べる。
もう少し人手があった方が良いなら、日立市にある海水浴場に行けば、ちょっとはにぎわっている。湘南や千葉の九十九里に比べたら、寂しいがそれなりに人がいる。
国営ひたち海浜公園で『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』
茨城が誇る夏の一大イベントの「ロッキン」。毎年、ロックだけでなく日本を代表するアーティストが集まる『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』が開催される。
茨城の夏と言ったら「ロッキン」もう20年位開催されている。開催日は、もう茨城じゃないと思うくらいヒト・ヒト・ヒト。まあ、フェスなんて日本各地でやっているので魅力度アップには繋がらないと思うけど。
ちなみにロッキンが開催される国営ひたち海浜公園はネモフィラという薄青の花が広がるみはらしの丘が『死ぬまでに生きたい!世界の絶景』という本で紹介され、プチブレイク中。見ごろはゴールデンウィーク頃。
僕も何度か息子たちを連れて行ったことがあるが、思ったよりキレイだ。死ぬ前にとりあえず、行けたので良かった。
この国営ひたち海浜公園は、季節になるとテレビでも紹介されている。一度は見て欲しい。そしてちょっと冷たい海風を感じて欲しい。
魅力がない訳ではない
茨城は自然が豊かなので四季を感じることが日常になっている。茨城県民はあえて自然押しをすることはない。四季を感じることの少ない都会人は、1時間ちょっとの電車旅で自然を感じることができる。
茨城のイメージアップキャンペーンを勝手にやっているんだけど、茨城に魅力を感じない理由は温泉がないことだと思う。
電車だって他の路線に比べれば空いているし、都会の喧騒が嫌になったら、是非、茨城に来て欲しい。
茨城県民の態度が悪いという意見があるが、茨城県人は、口下手なので、あまり愛想は良くない。話しかけて、冷たい態度や汚い言葉をかけられるなんてことがあるかもしれない。でも、それは悪気がある訳でもないし、ましてや、都会人を嫌っている訳ではない。
都会人を見て、ビビッているだけなので大目に見て欲しい。
ではでは。
コメント